詐欺師は“特別な顔”はしていない。

金の買取とは異なりますが、「ベルギーダイヤモンド事件」というのも、後世に残る詐欺事件で、実際は日本国内で仕入れた、純度の低い値段のつかないようなダイヤモンドしか扱っていないのに、「世界有数のダイヤモンド採掘国、ベルギーのダイヤモンドである」、あるいは「ベルギー大使館から、このベルギーダイヤモンドを扱った販売業者に対し、直々に挨拶状や感謝状が送られてくる」といった手法を常としていた詐欺事件です。

この事件では、消費者には架空のベルギーダイヤモンドを購入させ、同時に販売業者を騙して募集し、売り手と買い手の双方に詐欺を働いていたという前代未聞の手口でした。

みなさんにお話ししておきたいのは、「詐欺だから特別だ」、「悪人だからすぐに見破れる」と思わないで欲しいということです。

人間には人のために、一生懸命に役に立とうと思う心の延長線上に、うまくすればやり過ごせるかも、もしかして嘘はバレないかもといった心もあり、境目といったものはありません。

あるとすれば理性や道徳、常識といったものだけで、一線を越えてしまえば、何でもできるようになります。

詐欺的行為には都合のいい解釈を自分の中でつくりあげるようになります。

ですから、金の買取詐欺でも悪人のような顔をしているワケではなく、ふつうの顔、善人の顔をしています。

金の買取をして人を騙しているという意識よりは、「どうせ家の中で眠ったままの無駄な金なのだから、少額でも現金に換えてやることで十分~。

オレは社会貢献している、金の買取で人助けをしている」と考えています。

悪いことをしているという意識はおそらくありません。

それだけにタチが悪く、金だ買取だ、特別サービスだといって接してきても、悪人だと見破れないのです。

これからは金の買取訪問に営業マンがやってくることがあったら、どんなに善人顔していても、丁重にお断りしましょう。

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